実証実験「流氷プロジェクト2020」レポート

2020年8月7日(金)。高輪ゲートウェイ駅特設会場で、「COOL IT DOWN」プロジェクト初の実証実験「流氷プロジェクト2020」が行われました。

北海道から流氷が到着!

都内では、初の猛暑アラートが発令され、朝から陰りのない太陽の日差しが、実証実験の準備をするスタッフに容赦なく降り注ぎます。

この日のため、3月から北海道3か所の倉庫に保管していた流氷35トン大型トレーラー3台分が、やっと到着! 待ち構えていたスタッフが、冷凍車の扉を開けると、ひんやりとした風と共に、巨大な流氷がお目見えし歓声があがる一幕も。

いよいよ実験スタート!

到着後は、東京大学生産技術研究所・大岡龍三教授 監修の下、実証実験のためのコースづくりが慌ただしくスタート。流氷の後ろには、ミストが出る送風機を設置し、送風機で風を送ると気温がどのように下がるかを比較します。

さっそく、このコースを、走っていただくのは、陸上・十種競技元日本代表であり、タレントの武井壮さん。35.2度のアスファルトの路面を駆け抜けるなり「暑いに決まってるでしょ!!」と武井さん。

流氷越しのミストの効果は!?

次に、ミスト送風機を回し、気温計が下がりきるまで待つことに。
涼しげなミストが周囲に広がるなか、大岡教授が「まだまだ気温計は下がっています!」というと、スタッフにはどよめきが! 
最終的に、わずか数分で30.1度まで、なんと5.1度も下がりました。

流氷越しの送風機のミストで、どんどん気温が下がり続けます

そして、コース上の気温が下がった中で、2度目の実験に。
颯爽と駆け抜けた後、武井さんからは「(右側に)流氷の涼しい風をうっすら感じることができた。ただ、風圧やミストの重みで競技のタイムには影響が出そう」という冷静なコメントをいただけました。

流氷で冷やされたミストで白く煙る実験コース

実証実験結果を、記者発表会で発表

実験後の記者会見では、武井さんから「走った後は夏であることを忘れて、夜『今日は涼しいな』と思ったときくらいの感じになりました。観客席や、ハーフタイム中にこの流氷があれば、かなり選手の消耗が抑えられそう」という陸上経験者ならではの意見をいただきました。

また、大岡教授からも「環境工学的に5度下がることはとてもすごいこと。最近は、ヒートアイランドと地球温暖化の関係で、熱中症で搬送される人の数が増えています。そのため、都市を冷やす。特に屋外を歩いている人を冷やすというのは、とても有意義なことだと思います。今回は、北海道から20トントラック3台で運搬したそうですが、そこをもう少し工夫して今後は、電車(空で走る貨物列車の利用)など、流氷を運ぶためのエネルギーコストを抑えられれば、さらに環境に優しい流氷システムが生まれるかもしれない」と提言も。

プロジェクトとしても、実証実験だけてとどまることなく、今後の試験導入にむけて貴重なご意見として取り入れていきます。

記者発表会では、「流氷プロジェクト2020」に次ぐ実証実験「真夏のサマースキープロジェクト2020」について、株式会社トラストバンク福留取締役から発表。

現在、「ふるさとチョイス」のガバメントクラウドファンディング®(GCF®)にて、観光客の減少で打撃を受けている栃木県那須町を応援するための支援を受付中であることなど説明していただきました。

秋の誘客那須キャンペーン 「真夏のサマースキープロジェクト2020」を実現させたい!

実証実験「真夏のサマースキープロジェクト2020」の詳細については、後日「COOL IT DOWN」プロジェクトサイトでも公開します。

東京を冷やそう!

流氷の展示

実証実験終了後、一般のみなさんに環境に優しい天然の冷却「流氷」を楽しんでいただくため、高輪ゲートウェイ駅前特設会場「TakanawaGatewayFest」に8月18日(火)まで流氷を展示。
その他9月上旬まで、東京都内数カ所での展示を予定しています。

ぜひ日差しに輝く流氷で、ひとときの涼をお楽しみください。

高輪ゲートウェイ駅前特設会場「TakanawaGatewayFest」入口

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